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市長施政方針 

平成23年3月1日

 本日、平成23年度一般会計予算案をはじめとする多数の重要議案等を提案し、市議会のご審議をお願いするにあたり、ここに、施政方針と重点施策を中心に所信を申し上げ、議員各位をはじめ、市民の皆さんのご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 さて、日本経済は、企業収益に改善がみられるものの、景気は足踏み状態にあり、円高、世界経済の動向など、景気の下押しリスクを抱えていることや、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にあります。
 こうした情勢に対応し、国の平成23年度予算については、「成長と雇用」を最大のテーマとし、とりわけ「経済成長」、「財政健全化」、「社会保障改革」を一体的に実現し、元気な日本を復活させるための予算と位置づけています。
 また、国の地方財政対策については、極めて厳しい地方財政の現状及び現下の経済情勢等を踏まえ、地方の安定的な財政運営に必要となる地方の一般財源総額について、実質的に平成22年度の水準を下回らないよう確保することを基本とし、引き続き生ずることとなった大幅な財源不足について、地方財政の運営上支障が生じないよう適切な補填措置を講ずるとされたところです。

 このような状況の中、本市の財政状況は、平成21年度決算に基づく健全化判断比率における早期健全化基準をクリアし、また、将来負担比率についても前年度より改善しているものの、実質公債費比率については前年度数値から0.6%悪化しており、基準に差し迫った高い数値となっています。また、財政構造の弾力性を示す経常収支比率についても1.4%上昇し、財政の硬直化が進行しているという厳しい状況にあります。
 このような状況下において、私の一期目の任期の集大成ともいえる平成23年度を迎えますが、市長選挙出馬に際して、皆さんにご提示したマニフェストの項目全てについて達成すべく全力を挙げて取り組んでいますが、このような非常に厳しい財政事情もあることから、限られた財源で最大限の行政運営を図るため、行政支出の無駄を減らすとともに、有効性・効率性について検証を行いながら、事業の選択と集中を行い、市民の満足度向上を目指した施策を重点に、着実に実行してまいる所存であります。
 そのためにも、平成22年度においては、受益者負担の適正化を図るため使用料や手数料の見直しを行うとともに、税などの収納対策の強化を図り、収入の確保に努めてまいりました。また、各行政委員会委員の報酬額・支給方法の見直しや農業委員会委員定数の削減、電算システムの経費削減を図るべく2市5町との共同化導入の決定など、行政改革を実践し、これらの効果を平成23年度予算へ反映させたものであります。
 その結果、本市の平成23年度一般会計予算額は、221億9千万円で、平成22年度予算と比べまして、5億3千万円の増、率にして2.4%の増といたしました。
 各特別会計の予算総額は123億3千500万円で、平成22年度予算と比べまして、5億6千万円の増、率にして4.8%の増となっております。
 また、水道事業会計予算は32億1千323万5千円で、平成22年度予算と比べまして、8億509万8千円の増、率にして33.4%の増となっております。
 これら8会計の全予算総額は377億3千823万5千円で、平成22年度予算総額と比べまして、18億9千509万8千円の増、率にして5.3%の増となっております。特に、総合計画並びにマニフェストに掲げる項目の中でも、重要度、緊急度等が高いと判断される事業を中心に、「安全安心なまちづくりの推進」、「教育と子育て支援の充実」、「都市基盤整備の早期完成」、「雇用対策の推進」、「市民協働の推進」の5項目を柱として打ち出し、昨年度に続き、部局単位の枠配分方式による予算編成を実施し、限られた財源をより有効に活用し、市民ニーズを十分把握している部局単位において、事業の優先度を考慮しながら予算編成に取り組んだところであります。

 以下、新総合計画の体系に沿って、平成23年度の主要な施策の概要について申し上げます。

自然と調和した美しい住環境をめざすまち

環境問題への取り組み

 環境問題への取り組みにつきましては、国際的課題であります地球温暖化対策として、本市も一事業者としての考えのもと、市で行う事務事業から排出する温室効果ガスの削減に向け、「香芝市地球温暖化対策実行計画」に基づき取り組んできた結果、目標値であります平成19年度比マイナス3%を上回る5.6%の削減をすることができました。しかし、これに満足することなく、更なる向上を目指し、引き続き努力する所存であります。
 また、新年度からは、「下水道の整備に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法」に基づき、本市が委託しているし尿処理業者に、その代替え業務として市内から排出されるビン・カンの収集業務を委託する予定であります。

ごみの減量、再資源化

 ごみの減量、再資源化につきましては、公募により市民の方に参加いただいた「ごみ減量推進懇話会」を8回にわたり開催いただき、本市の将来のごみの減量、再資源化に係る提言書を昨年12月にいただいたところです。市といたしましては、この提言をもとに、新年度において「香芝市ごみ減量、再資源化計画」を策定し、ごみの減量と分別による資源化の推進を図ってまいりたいと考えています。

上下水道の整備

 上水道事業につきましては、基本収入であります水道料金収入が、給水人口は増加するものの1人あたりの水道使用水量が年々減少傾向にあるため、収入の増加が見込めない厳しい財政状況となっております。しかしながら、経費の徹底した節減合理化に努め、また、費用対効果を考慮した事業展開を行うことで事業運営の健全化を図ってまいります。
 施設の整備につきましても、引き続き水道ビジョンに基づき施設改良事業や送・配水管新設事業に取り組むとともに、更なる施設の耐震化、緊急貯水槽の設置を進めながら震災等に対する備えの強化を図り、安全で安心な水の安定的な供給のため、より一層の努力を重ねてまいります。
 次に、公共下水道事業につきましては、本年1月末現在の普及率は約59.1%であります。新年度においては、使用料の改定を踏まえ、幹線管渠及び枝線管渠の整備をより一層推進してまいります。また、平成21年度より実施している下水道地震対策事業にも引き続き取り組んでまいります。

安心して、やすらぎを感じることができるまち

防災対策

 防災対策につきましては、要援護者対策として策定いたしました「香芝市災害時要援護者避難支援計画」での要援護者情報の整理を行いましたので、新年度には各自治会や自主防災組織などと連携を取りながら、作成したリストに基づく具体的な避難支援体制が構築されるよう努めてまいります。
 また、地域で実施される防災訓練や講習会などに対する支援を積極的に行い、市民の防災意識の高揚に努めてまいります。
 次に、消防団については、地域の防災体制に大きな役割を果たしておりますが、さらに防災力の充実と活性化を図るため女性消防団員を採用し、高齢者宅への防火指導や救命講習の指導などソフト面での活動の充実に努めてまいります。

治水対策

 治水対策事業につきましては、大和川流域総合治水対策事業として、穴虫ヤブツ池において新年度より流域貯留浸透事業を実施し、香芝市内における治水能力の向上に努めてまいります。
 また、葛下川改修事業につきましては、県施工により下田栄橋より熊谷川までの区間が平成22年7月に完成しており、新年度以降、上流部についても段階的に改修を実施される予定です。

地域安全

 防犯・交通安全対策につきましては、香芝警察署等と連携強化を図りながら、市民の防犯や交通安全に対する意識の向上に努めてまいります。特に防犯では、市民への啓発や、地域で自主的な防犯活動の取り組みをしている団体等について、警察署と連携を取りながらサポートしてまいります。
 また、交通安全については、警察署や交通安全の関係団体とともに近年増加傾向にある高齢者の交通事故の防止に努め、事件や事故のない安全・安心のまちづくりを市民と協働で進めてまいります。
 次に、二上交番の新築工事につきましては、3月下旬に近鉄二上駅前に移転される予定であり、地域の治安強化に大きな期待を寄せるところであります。

快適で便利なまち

良好な市街地の形成

 バリアフリー化の促進につきましては、現在、関連する庁内メンバーにより、基本構想の素案を検討しておりますが、新年度には、学識経験者、高齢者、障がい者、関係行政機関等をメンバーとした協議会を立ち上げ、駅を中心とした地域や市民が多く利用する施設が集積した地区において、移動等の円滑化を図る「香芝市バリアフリー基本構想」の策定に取り組んでまいります。
 また、近年の社会情勢の変化に対応し、都市計画に関する基本的な方向性と主要な都市計画の決定である「市街化区域、市街化調整区域の区域区分」及び「用途地域」等の見直しを新年度に行ってまいります。

都市基盤の整備

 街路事業につきましては、円滑な交通を確保し、安全で快適な都市生活と機能的な都市活動を支える基本的なインフラ整備の取り組みを進めております。中でも、奈良県中和地区の拠点都市を東西に結ぶ中和幹線事業につきましては、桜井から西真美区間が供用済みであり、現在工事中の下田・逢坂工区につきましては県との連携を図りながら、平成23年度末の完成を目指して取り組んでまいります。また、その先線となります国道165号穴虫から大阪柏原区間につきましても、早期事業化に向けて積極的に国に働きかけてまいりたいと考えております。
 市道拡幅事業につきましては、JR五位堂駅2号踏切拡幅事業において、平成22年度に測量設計を発注し、平成23年度には踏切の前後の道路拡幅を実施した上で、平成24年度に踏切本体の拡幅を計画しております。
 生活道路につきましては、市民の安全確保のため、定期的なパトロール実施はもとより自治会要望、市民通報に即応した上で、道路機能の維持管理に努めてまいります。

土地区画整理事業

 五位堂駅北第二土地区画整理事業につきましては、県で施工されていました葛下川改修工事の完成に伴い、平成22年度は旧山崎川を中心に埋め戻し工事を進めてまいりました。平成23年度は、旧葛下川の埋め戻し工事を中心に工事を進め、公共下水道の終末接続工事を実施し、進捗を図ってまいりたいと考えています。
 次に志都美駅周辺整備事業につきましては、昨年12月末の橋上駅舎及び自由通路の供用開始に伴い、引き続き都市計画道路志都美駅前線及び駅前広場や区画整理工事を、年内の完成を目指して取り組んでまいりたいと考えています。

公共バス

 公共バスにつきましては、関係する交通事業者や利用者、学識経験者等で組織する「香芝市地域公共交通活性化協議会」を設置いたしました。現在の公共バスのシステムや今後の市民の高齢化などの問題点を把握し、将来のまちづくりや市民の日常生活における移動手段を検討していただき、新たな目標を設定し持続可能な公共交通システムを構築するよう努めてまいります。

心豊かに健康に暮らせるまち

地域福祉

 地域福祉計画につきましては、現在、策定委員会で議論いただいた素案をもとに、パブリックコメントを実施しており、その意見も踏まえまして、本年度中に策定を完了する予定です。新年度におきましては、取りかかることのできる事業については実施を図っていくとともに新たに計画に位置づけた事業の具体化に向けての検討も併せて進めてまいります。

障害福祉

 障害福祉につきましては、現在、国において障害者自立支援法の見直しが進められており、また、本市においても、第4次総合計画、地域福祉計画の策定もあり、これにあわせた障害福祉政策全般の新たな政策体系づくりが必要であると考えています。このため、まずは、新年度におきまして、本市で障害手帳をお持ちの方を対象とした実態調査を実施し、障害をお持ちの方が、日常生活全般の中でどのような課題を抱え、どのようなことを望んでおられるのか広範な調査を実施してまいります。また、心の悩みを抱えておられる方も増加しており、それに対応して、精神保健福祉士を配置し、専門的な相談体制の充実も図ってまいりたいと考えています。

生活保護

 生活保護につきましては、本年1月末現在で、対象は、206世帯、348人となっております。昨年の1月末現在で、184世帯、296人ということからも、経済不況の影響を受けた生活保護世帯の増加傾向は、本市においても依然として続いている状況にあります。そこで、新年度におきましては、就労支援員を配置いたしまして、生活保護受給者をはじめとする生活困窮者の自立に向けた対策に重点を置いてまいりたいと考えています。

高齢福祉

 高齢福祉につきましては、本年1月に高齢者の日常生活状況ニーズ調査を実施いたしました。今後、このデータを分析し、介護予防、生きがい対策、認知症対策等の重要な課題に対して取り組み、平成24年度からの第5期事業計画を策定してまいりたいと考えています。

保健・医療サービス

 保健サービスにつきましては、子宮頸がん予防ワクチンやヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチンの接種事業について、新年度より、一部個人負担を求めて実施する予定で準備を進めているところです。子宮頸がん予防ワクチンについては、中学1年生から3年生の女子生徒を対象に、ヒブワクチンと小児肺炎球菌ワクチンについては、2ヶ月児から4歳児を対象に個人通知をして実施する予定です。
 また、新保健センターの建設につきましては、現在、保健センター建設計画策定委員会で設計並びに運営等について活発な議論を重ねていただいております。今後は、早期建設に向けて鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
 医療費助成につきましては、本年8月から、入院に係る医療費の助成対象年齢を小学生から義務教育終了まで拡大し、更なるこどもの健康の保持及び福祉の増進を図ってまいりたいと考えています。

次代を担う「育ち」を見守り、誰もが生涯輝いていられるまち

子育て支援

 子育て支援につきましては、保育ニーズの増大に対応するため、昨年7月に工事着手しました旭ケ丘地区の新設保育所整備事業については、本年4月1日の開園を目指し現在工事中であり、間もなく竣工を迎えるところでございます。
 また、既存の私立保育園2園につきましても、本年度、増改築の施設整備を図っていただいたところであり、これにより、増え続けている保育ニーズに対応してまいりたいと考えています。
 保育施設の耐震化につきましては、施設の安全性の確保のため、志都美保育所の補強計画及び実施設計の策定並びに若葉保育所の耐震診断の実施を予定しております。

学校教育

 学校教育につきましては、新年度には、小学校において、基礎、基本の充実と、思考、判断、表現といった応用力を育てることを理念とした新しい学習指導要領が完全実施となります。これにより、これまでと比べ学習時間が増えることとなりますが、特にすべての学習の基礎となる言語力をつける国語、論理的な思考力をつける算数・理科の時間数が増えます。また、小学校5・6年における週1時間の外国語活動の完全導入や、小学校1年のクラス定員が40人から35人になるなど、学校教育の大きな転換期となりますので、より充実した教育実践が必要とされます。これまで以上に学校内外での研修、研究を進め、子どもたちの学力と体力の更なる向上に努めてまいりたいと考えています。
 また、子どもたちの問題、特に不登校等につきましては、本年に引き続き学校教育課のスクールソーシャルワーカーが窓口となり、学校と保護者、カウンセラーや関係機関との連携を深めて、状況の改善を図ってまいります。
次に、発達障害の子どもを含め、特別な支援の必要な子どもたちへの教育につきましては、その必要性が年々高まっていることから、今後も支援の充実を進めてまいります。
 また、本市では、これまでも開かれた学校づくりを進めてまいりましたが、今後も地域の方に学校でのボランティア活動をお願いし、学校や子どもたちと地域との結びつきを深める活動を進めてまいります。
 さらに、教育委員会では、学校教育課内に放課後支援係を創設し、学童保育や放課後子ども教室など、放課後の子供たちの活動をサポートしてまいりましたが、放課後における子どもたちの安全で健やかな居場所づくりの方向性を定めた「香芝市放課後子どもプラン」を策定いたしましたので、新年度よりそれにのっとった事業を進めてまいります。

学校施設の整備

 新年度の学校施設の整備計画につきましては、まず学校施設等の耐震化事業といたしまして、香芝中学校の体育館及び二上幼稚園の園舎の耐震補強工事の実施を予定しております。これによりまして、学校施設等の耐震化率は、小・中学校で79.2%、幼稚園で57.1%、全体では、75.6%となる見込みでございます。
 また、中学校における生徒数の増加に対処するため、香芝北中学校におきまして6教室の増築工事の実施を計画しております。この増築によりまして平成26年度頃よりピークを迎えると予測しております生徒数の急増に対応できるものと考えております。
 その他、近年の地球温暖化に起因すると思われる夏期の異常高温に対処するため、平成24年度までの2箇年で小・中学校の普通教室に扇風機を設置する計画をしております。平成23年度につきましては、小学校低学年を中心に設置する予定をしております。

図書館機能の充実

 平成4年に「ふたかみ文化センター」内に併設されました市民図書館が本年の4月で開館20年を迎えます。これまで市民の生涯学習の拠点として各種事業の充実に努めてまいりましたが、この節目を一つの契機として、市民図書館においては、学びの情報拠点として資料の収集及び情報の提供等市民サービスの充実を図り、市民の暮らしに役立つ図書館を目指してまいります。

生涯スポーツの振興

 生涯スポーツの振興につきましては、市民の誰もが生涯にわたりスポーツに親しむことができる環境づくりを推進するため、体育施設等の指定管理者である一般社団法人香芝市体育協会をはじめ、関係団体とも連携を図り、スポーツを通した市民の交流と地域の活性化に取り組んでまいります。  
 また、体育施設等の指定管理者制度による管理運営が2年目を迎えますが、今後も適切な施設の管理運営について、官民一体となって市民がより利用しやすい体制づくりに努めるとともに、市民サービスの向上に向け指導助言を行ってまいります。

みんなで創る豊かで将来性のあるまち

産業振興

 産業振興につきましては、景気低迷の中、新年度より香芝市中小企業資金融資制度の融資期間の拡大を実施し、中小企業の振興に努めたいと考えています。 
 また、平成21年度より取り組んでおります緊急雇用創出事業につきましても、平成23年度においては、さらに雇用機会の創出を図るため、新規職種を含め増員を図ってまいりたいと考えています。

農業振興

 農業振興につきましては、生産農家と直結して新鮮野菜や花などを市民に提供できる朝市を軸として、オリジナル商品「かしば香るみそ」「ふたかみそば」等の販売増に努めてまいりたいと考えています。
 また、地産地消の推進と食料自給率向上の一環として、新年度において広報等により米粉パンの取り扱いができるパン屋さんを募集したうえで、市内において生産された米粉によりパンを製造し、販売期間を定めて一人でも多くの市民の皆さんに「香芝産の米粉パン」を味わっていただきたいと考えています。
 有害鳥獣防止対策につきましては、農作物の被害が市街地まで及んでいるため、昨年10月に市と被害地区関係者により香芝市有害鳥獣防止対策協議会を設立いたしました。今後、国より補助金を受けた上で地域と協働で侵入防止柵設置や捕獲等の対策を実施してまいります。

観光振興

 観光振興につきましては、本市の観光資源の一つである屯鶴峯の駐車場の整備を県の協力のもとに行い、本年4月に供用開始できる運びとなっております。
 また、例年実施しております香芝ウォークにつきましては、「二上山を眺めながら旧跡を巡る香芝ウォーク2011」と題して、4月17日にJR五位堂駅を出発地とする約5.5㎞の散策コースにより実施する予定でございます。

文化財の保護・継承

 本市には、国史跡の尼寺廃寺跡など先人達が長年にわたって培った文化財や豊かな自然が残されており、二上山博物館では、これらの郷土の文化遺産の保護・継承及び普及に努めているところでございます。今後も貴重な文化遺産を生かして、ふるさと香芝の歴史・文化情報の集積・発信拠点として、市民の学術及び文化の発展と創造に寄与できるよう各種事業の充実を図ってまいります。

文化振興

 文化振興事業につきましては、心豊かで潤いのある市民生活や活力ある地域社会の実現のために、市民の誰もが気軽に文化・芸術に親しめる環境づくりが重要であり、市民サービスのさらなる向上と効率的な文化施設の運用を図るとともに、指定管理者や様々な活動をされている市民グループと協働しながら文化の振興を図ってまいります。

男女共同参画の推進

 男女共同参画の推進につきましては、昨年末に閣議決定された第3次男女共同参画基本計画の趣旨にのっとり、本市の男女共同参画プランとの整合性を整理し、今後の男女共同参画社会づくりに取り組んでまいります。

市民協働

 市民協働の取り組みにつきましては、行政と市民との協働を推進するため、市民自らが地域の課題解決に向けて創意工夫する市民活動を支援し、新しい市民活動団体の結成や育成についての取り組みも進めてまいります。

市民の信頼を得られる最適経営の自立したまち

歳入の確保

 歳入の確保、経費の削減、更に広範囲の方に容易に周知ができることから、不用になった公用車、備品、市有地などの公有財産を官公庁オークションに出品し、インターネット公売を実施したいと考えています。

収納対策

 収納対策につきましては、これまで税負担の公平性を重きに置き、滞納処分の強化を図ってきたところですが、更なる滞納処分の徹底と徴収の強化を図ってまいりたいと考えています。

電力調達入札の実施

 電力事業分野の制度改革により、新たに電気事業に参入した特定規模電気事業者などから電気を購入することができるようになったことから、本市におきましても本年2月17日に市役所庁舎、総合福祉センター、体育・文化施設など8箇所の公共施設に係る電力調達入札を実施し、年間約860万円の削減が図られるものと考えています。今後は、教育施設についても取り組んでまいりたいと考えています。

公共工事の品質確保の促進

 公共工事の発注におきましては、不良不適格業者を排除し、工事の品質確保を一層促進するため、価格と品質で落札者を決定する総合評価落札方式を導入しております。
また、平成21年度から実施しております工事検査、工事成績評定の対象工事を拡大するとともに、工事成績評定を活用して成績優良者に対する優遇措置、また、成績不良業者に対する制限措置で、請負業者の技術力や施工意欲の向上、そして品質の向上を図り、安価で良品質のインフラ整備に取り組んでまいりたいと考えています。

行政改革

 行政改革につきましては、平成18年度から平成21年度を期間として実施しました第2次行政改革大綱により、約44億円の累積効果額を実現することができました。今後も、改革意識・意欲を持ち続け、実践途上の取り組み等を計画的に進行してまいります。
また、多くの職員に政策形成過程に関与する機会を与えることにより、モチベーションの高揚を図ってまいりたいと考えています。

 以上、新総合計画の政策分野別に、平成23年度の市政運営の基本方針を申し上げました。
 新年度からは、いよいよ「笑顔と元気!! 住むなら かしば」を将来像とする、市民の皆さんとともに創りあげる本市の総合的な行政運営の基本計画である第4次総合計画によるまちづくりが始まります。この計画を着実に実践するため、市民の皆さんとのコミュニケーションを十分に保ち、ニーズの的確な把握に努め、最適なサービスを選択してまいります。また、行政評価を充実させることで総合計画の進行管理を行うとともに、その成果の検証により効果的なまちづくりを行いたいと考えています。
 そして、市民と行政による「協働」によるまちづくりを実践し、市民の皆さんが笑顔で、人もまちも元気な、これからも「住み続けたい」「住んでみたい」と思えるまちを目指してまいります。
 なお、本年は、市制20周年を迎える節目の年でもあります。6月には指定管理者と連携し、NHKのど自慢を開催するほか市民グループ、NPO等による市民参加型のイベントを行うなど、いわゆる市民協働による手づくりの20周年記念事業も計画しているところでございます。皆さんとともに、香芝の魅力をさらに高め、心豊かで活力あふれるまちづくりを進めてまいりたいと考えています。
 どうか議員各位におかれましては、今後の市政運営につきまして、格別のご理解と、そして一層のご協力を賜りますようお願いを申し上げまして、施政方針とさせていただきます。