二上山博物館(お知らせ)
2010-08-22 13:15:00
二上山博物館 平成22年度特別展「越中と大和 ふたつの二上山」開催(10/2~11/28)
二上山博物館では、平成22年度特別展を次のとおり開催します。
平成22年度特別展「越中と大和 ふたつの二上山~二上山麓の古墳を考える~」
会期:平成22年10月2日(土)~同年11月28日(日)
玉くしげ二上山に鳴く鳥の 声の恋しき時は来にけり
天平18(746)年から5年間越中国守として赴任した大伴家持が越中射水郡の二上山を詠んだ歌として知られています。越中二上山(標高274m)は富山県の北西部、高岡市と氷見市周辺にまたがり、富山湾から雄大な立山連峰や能登半島が一望できる景勝地に立地しています。主峰は西峰と東峰の2峰から成り、大和二上山の雌雄(男女)信仰とは意を異にしますが、両者は古代から交通の要衝にあり、水に対する信仰や麓の神社(越中/式内社射水二上神社、大和/式内社葛木坐二上神社)に「二上権現」(ご神体は異なる)を祀るなど、共通点が多く興味深い。
今回の特別展では、これら共通点の中でも、両者の山麓に数多くの古墳が築造されていることに注目します。とくに越中地域では、氷見市において、近年、柳田布尾山古墳や阿尾島田A1号墳などの前期古墳が発見・調査されるなど、古墳研究が活気づいています。また、高岡市から小矢部市まで、二上山から続く丘陵の麓に貴重な古墳群が分布し発掘調査が進んでいます。古墳以外でも、平成13年度に「二上山総合調査研究会」が発足し、さまざまな研究者が貴重な成果を発表されています。これら最近の調査研究成果を紹介しつつ、ふたつの二上山麓の古墳について考えたいと企画しました。
