下水道のおはなし

下水道のしくみ

 私たちが使ったあとの汚れた水(汚水 おすい )や降った雨(雨水 うすい )をあわせて「下水(げすい)」とよびます。

 下水は、まず下水管(げすいかん)に流れこみます。この下水管は道路の下にうめられており、汚水を下水処理場(げすいしょりじょう)まで運んだり、雨水を川や海まで運ぶ役目をしています。この下水管には、掃除(そうじ)や検査(けんさ)、修理(しゅうり)をするためのマンホールがところどころにつけられています。



 下水処理場(げすいしょりじょう)にはこばれた下水(汚水)は、次のようないくつもの施設(しせつ)を通りぬけるあいだに、しだいにきれいな水に生まれかわっていきます。

①沈砂池(ちんさち)
   処理場に運ばれた下水は、まず、沈砂池にはいります。この池を
   ゆっくりと流れていくあいだに沈砂池でしずまなかった小さなご
   みや砂は、底にしずんでいきます。

②最初沈でん池(さいしょちんでんち)
   大きなごみや砂をとりのぞかれた下水は、最初沈でん池にはいり
   ます。この池をゆっくりと流れていくあいだに、沈砂池でしずま
   なかった小さなごみや砂は、底にしずんでいきます。

③エアレーションタンク
   最初沈でん池を通った下水は、エアレーションタンクにはいりま
   す。エアレーションタンクの中で下水と活性汚泥(かっせいお
   でい)【微生物のあつまり】をまぜて空気をふきこみます。
   活性汚泥の中にいる微生物(びせいぶつ)は、ふきこまれた空気
   中の酸素(さんそ)の力をかりて、どんどんよごれをたべてゆ
   き、時間がたつにしたがって、しだいに、大きなかたまりとなり
   ます。

④最終沈でん池(さいしゅうちんでんち)
   エアレーションタンクで、大きなかたまりとなった活性汚泥は、
   この池でしずめられます。ここまでで、よごれの90パーセントい
   じょうはとりのぞかれます。

⑤消毒施設(しょうどくしせつ)
   最終沈でん池の上ずみ水(うわずみすい)を消毒(しょうどく)
   してから川や海にもどします。消毒には、プールなどにもつかわ
   れている塩素(えんそ)がつかわれています。

⑥高度処理(こうどしょり)
   つぎのような場合(ばあい)には、さらにきれいにするための処
   理(しょり)をおこないます。

   ○放流(ほうりゅう)する川に、サケやアユなど、清流(せい
     りゅう)をこのむ魚がすんでいる場合には、この魚たちがいつ
     までもすめる川にしておくため、処理水(しょりすい)のよご
     れをさらにとりのぞくひつようがあります。

   ○リンやちっ素がふえてくると、湖のように水のながれが少ない
     ところでは、プランクトンが多く発生し、魚たちに悪いえいき
     ょうをあたえたり、のみ水がくさくなるため、放流前(ほう
     りゅうまえ)に処理水(しょりすい)からリンやちっ素をとり
     のぞく必要(ひつよう)があります。

   ○処理水(しょりすい)を、工場用水(こうじょうようすい)や
     生活排水(せいかつはいすい)、農業用水(のうぎょうようす
     い)などに、ふたたび利用するばあいには、利用もくてきにて
     きしたきれいな水にするひつようがあります。


汚泥処理(おでいしょり)

   最初沈でん池や最終沈でん池でしずめられた、よごれや微生物
   (びせいぶつ)のかたまりを汚泥(おでい)といいます。汚泥
   (おでい)の中には貴重(きちょう)な資源(しげん)やエネル
   ギーがふくまれており、肥料(ひりょう)として農地(のうち)
   などにまかれたり、レンガやタイルの原料(げんりょう)として
   用(もち)いられたり、最近(さいきん)では、汚泥(おでい)
   からガスをとりだし、発電(はつでん)したり、車の燃料(ねん
   りょう)とするとりくみもおこなわれています。

下水道の普及率(ふきゅうりつ)

 普及率(ふきゅうりつ)とは、その国に住んでいる人のうち、どれだけの人が下水道を利用できるかという割合(わりあい)をみればわかります。
 それでは世界のおもな国の普及率(ふきゅうりつ)をみてみましょう。


世界の主な国の下水道普及率

  イギリスの下水道普及率  イギリス 97%   カナダの下水道普及率  カナダ 74%
  ドイツの下水道普及率  ドイツ 95%  日本の下水道普及率  日本 75.1%
  スウェーデンの下水道普及率  スウェーデン 86%  アメリカの下水道普及率  アメリカ 71%

各国によって調査年は違います。

下水道普及率=下水道が使える人口÷総人口



日本の下水道普及率の全国平均は78.3%(平成28年度末)ですが、地域によって大きな差があります。
私たちの住んでいる奈良県や香芝市の普及率はどうでしょうか?

→ くわしくはここをクリックしてね!

もしも、香芝市が100人の村だとして考えたら、みんなも想像(そうぞう)しやすいよね。

→ 香芝市がもしも100人の村だったら・・・

香芝市の下水道普及率のうつりかわり




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