香芝北中学校は2000年3月に開校した奈良県下で最も新しい公立中学校です。校舎の屋根には396枚の太陽光発電パネルが設置され、木がふんだんに使われるなど環境に配慮されたエコスクールとして知られています。この学校の特色を生かそうと、学校独自のエネルギー環境教育に力を注いできました。このことと併せ、環境に対する地域住民の意識も高く、環境保全活動に取り組もうとする生徒の関心の深まったと考えられます。しかし、その関心の深まりを具体的な実践に結びつけられないというジレンマを常々感じていました。
2008年春、エコアクション西日本から、天ぷら油回収活動に向けての協力を要請されました。そこで、学校内で検討し、生徒会活動として取り組んではどうかと提案しました。生徒会役員は協力してくれる有志を募り、総勢22人が集まり、そのメンバーで天ぷら油回収プロジェクトチームを結成することになったのです。チームの名は、香芝北ORC(Oil Recicle Collectors)と命名しました。
ORCの活動としてまずは天ぷら油回収活動全般についての研修を深めようと、NPO法人を学校に招き講習会を開き、基本的な考え方を学習しました。その後はORCのメンバーは真剣に話し合いを繰り返し、具体的な活動方法について検討をすすめてきたのです。 検討の結果、毎月10日を“天(10=テン)ぷら油の日”と設定し、地域や保護者に呼びかけることにしました。地域にはポスターを貼り、自治会を通して回覧し、保護者に向けては生徒会報で広報する方法を取りました。またこの取組に対する生徒一人ひとりの気持ちを高め、校内全体での機運を盛り上げるため、生徒全員による天ぷら油回収活動の標語を募集し、ORCで優秀作35点を選考しました。この選考された標語はシールに作成し、天ぷら油回収の協力者に提供するオイルポットの蓋に貼付するという工夫をしました。みんなの思いを容器にも託して協力してくださるみなさんに届けているのです。
第一回目の天ぷら油の日10月10日(金)には、約200名の方々の協力が得られ、廃油は総計190gに達しました。生徒達は予想以上の反響に大喜びで、意気揚々と次回の回収日に向けて準備をしてます。
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