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二上山とその周辺には噴火によって生み出された多くの岩石や鉱物があります。なかでも、二上山北麓から西麓にかけて、約2万年前の後期旧石器時代のサヌカイト製石器に関する原産地遺跡が存在することが『ふたがみ』という昭和49年に刊行された書籍によって、遺跡の重要性とともに全国的に知られるようになりました。
令和7年は、奈良県内で初めて旧石器時代の学術的な発掘調査が開催されてから半世紀、また、本市が主体となってサヌカイト原産地域の発掘調査を実施してから42年目を迎えます。
今般、香芝市二上山博物館冬季スポット展を開催することとし、これまで蓄積された調査成果及び令和6年の発掘調査等によって新たに発見された旧石器時 代関連資料に加えて、二上山周辺の主要な旧石器資料を公開して、サヌカイトを めぐる人々の歴史を考える機会を提供します。
令和7年2月26日(水)から3月13日(木)まで
香芝市二上山博物館 特別展示室
(香芝市藤山1-17-17 ふたかみ文化センター1階)
香芝市二上山博物館