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歩道橋架け替え工事に係る費用負担に関する奈良県との法的紛争について(令和7年3月4日)

ページID:0061494 更新日:2025年3月4日更新 印刷ページ表示

1 概要

 国道168号の道路拡幅事業に関して、本市から奈良県に対し、児童等の通学路の安全確保を第一に、香芝市立旭ケ丘小学校やPTA関係者の意見も踏まえながら、香芝市上中地内に存する歩道橋を存続させる必要性を説明してきたところです。しかし、当時、奈良県から本市に対しては、児童等の通学には旭ヶ丘団地東入口交差点における横断歩道を使用すべきであり、当該歩道橋の必要性はないとの認識が示されました。

 しかし、その後本事業が進み、既に当該歩道橋の架け替え工事は完了しているものと思われますが、奈良県があらかじめ両県市との間で定めた事務手続に違反して、本市と委託契約を締結せず金額について最終的な合意を経ないまま工事を実施したため、現在、両県市との間で費用負担や当該歩道橋の必要性そのものをめぐって紛争が生じています。本市からの要望に対し、奈良県は一方的に、本来工事前に締結しなければならなかった委託契約を遡って締結するよう迫るなど法令上明らかに問題のある要求をしてきており、現在、弁護士を交えて協議をしています。

2 経緯

 本件の主な経緯は、次のとおりです。

・令和4年6月29日、福岡憲宏香芝市長(当時)が荒井正吾奈良県知事(当時)との間で、基本協定を締結する(別紙1「基本協定書」)。基本協定の有効期間が令和6年3月31日までと定められる。

・令和6年3月29日、福岡憲宏香芝市長(当時)が山下真奈良県知事との間で、変更基本協定を締結する(別紙2「変更基本協定書」)。基本協定の有効期間が令和6年12月31日まで延長することが定められる。

・令和6年11月27日、三橋和史香芝市長が山下真奈良県知事に対し、「歩道橋架け替え工事に係る費用負担に関する要望書」(別紙3)を提出する。

・令和6年12月25日、山下真奈良県知事から三橋和史香芝市長に対し、「一般国道168号の道路拡幅工事に起因して生じる香芝市旭ヶ丘小学校通学路歩道橋の架け替え工事について」(別紙4)が送付される。

・令和7年1月15日、安井広之奈良県県土マネジメント部長から三橋和史香芝市長に対し、要望書の内容を譲歩して、香芝市も費用の一部を負担する内容で提出し直すよう依頼がある。

・令和7年1月22日、三橋和史香芝市長が山下真奈良県知事に対し、「歩道橋架け替え工事に係る費用負担に関する要望書」(別紙5)を提出する。

・令和7年1月31日、奈良県県土マネジメント部道路建設課井上幸治主幹から香芝市に対し、国道168号拡幅事業に係る竣工式に香芝市職員の出席を拒否する旨が伝達される。

・令和7年2月3日、山下真奈良県知事から三橋和史香芝市長に対し、「香芝市旭ヶ丘小学校通学路歩道橋の架け替え工事にかかる委託契約の早期締結について」(別紙6)が送付される。

3 三橋市長コメント

 そもそも奈良県が管理する道路に架かる歩道橋の設置の責務は奈良県にあるし、委託契約を締結しないまま工事を実施した上、基本協定の有効期間が経過しているのにそれが未だ有効であると認めるよう迫るなど、奈良県の事務には法的に問題がある。市民の税金をお預かりする立場として、違法な事務に対して公金を支出することはできない。

【資料ダウンロード】

歩道橋架け替え工事に係る費用負担に関する奈良県との法的紛争について(令和7年3月4日) [PDFファイル/5.45MB]

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