浮かぶ物を作ったよ☆（5歳児）

暑い日が続きますが、
毎日元気いっぱいに
プール遊びや水遊びを楽しんでいる
きりん組さん、ぞう組さん。
「水に浮かせて遊べるものを作ってみたい！」
という子どもたちの声からクラスで話し合い、
きりん組は「船」、ぞう組は「いかだ」の
制作をすることになりました。

トレーやカップ、ペットボトル、新聞紙等
さまざまな素材を水に浮かべ、
浮くもの・沈むものは何かな？
と試している様子です。

「ペットボトルは浮いたけど
中に水を入れたら沈んでいったよ！」




次は新聞紙を浮かべている様子です。

「紙なのに浮いたよ！」

「でも濡らしてみたらどうなるのかな...」
といろいろな方法で素材に触れ、
気づいたり発見したりする姿がありました。

必要な材料を模造紙で書きました。
ひらがな帳を見ながら
一文字ずつ慎重に書いていましたよ。

「船ってどこにあるのかな？」
「船は海にあるのをよく見るよ」
「じゃあ、大きな船を描こうよ！」
と話し合いを進める中で
大きな模造紙にみんなで海を描くことになりました。

クレパスでクジラやタコ、クラゲ、サメ等の
いろいろな海の生き物を描いたり
泳いでいる人を描いたり絵の具絵の具でダイナミックに海の色を塗りました。

作りたい船の絵を描きました。
「ピンクのかわいい船を作りたい」
「かっこいい海賊船を作るぞ！」
とワクワクしながらイメージを表現していました♪

「これはホテルがあって、
車も乗せられるフェリーです！」
描いた船を紹介しあいました。
「そんな船があるんや～！」
と友だちの船を見て
知ったり気付いたりする姿がありました。

いよいよ船作りです☆
いろいろな素材を切ったり貼ったりしながら
組み合わせて土台を作っています。

「旗を上手くくっつけられへん...」
と悩む友だちを見つけ
「こうやったら上手くいったで！」
と教え合う優しい姿も見られました。

「大砲つけたよ！」

「このオレンジのやつは火で
ここから火が出るねん！」
と思い思いに工夫したところや
表現したものを見せてくれました。


大きい船や小さい船、
かっこいい船や可愛らしい船など
さまざまで面白く、
個性豊かで楽しい船がたくさんできあがりました。

実際に素材を浮かせてみて
材料を決めました。
「紙パックは水に浮くね！」
「でも紙やから人が乗ったら
つぶれるかもしれへんな～」
「ペットボトルは軽くて水に浮くし
手でも簡単に潰れへんから乗れるかも！」
といろいろと試し、
友だちと話し合う中で
ペットボトルを使うことになりました。

「大きさを分けたら、作る時にわかりやすいね！」
大中小の形大きさにペットボトルを分けました。

「先生見て～！Tできた！」
「覗いたら変な見え方する～！」
と素材に触れる中で
バランス遊びを楽しんだり
素材の面白さや不思議さを感じたりする姿がありました。

いかだ作りに向けて実際に
ペットボトルを並べてみたり、
カップや芯材を使い、ミニチュアのいかだを作って
イメージをもったり、接着の仕方を考えたりし
構成を考える面白さや難しさも
味わっていました。

「星の形に並べられたけど
くっつけるの難しいな～」
と苦戦する姿もありましたが
何度も試したり友だちと話し合ったりしながら
子どもたちなりにイメージを表現していました。
「私がテープ切るから欲しいときは言ってね～！」
と役割を決めて作るグループもありました！

できあがったいかだに乗り
「浮くかな～！早くプールの日にならないかな～」
ととっても嬉しそうな表情を浮かべ、
プール遊びの日を楽しみにする声が
たくさんありました！

待ちに待ったプール遊びの日♪
一生懸命作った船やいかだで遊び、
達成感や喜びを感じて
笑顔でとても楽しんで遊んでいた子どもたちです。
イメージ通りに浮かんだグループ、
少し浮かびにくかったグループとそれぞれでしたが
プール遊びが終わってから修理をしたり、
新しい素材を繋げたりし、
再度工夫して作る姿もありました。
同じめあての友だちと作ったり試行錯誤する中で
友だちとだから大きなものを作れる喜びや
友だちとの関わりの中で自分を出し、
また、友だちの良さに気づく経験もできました。
また、子どもたちの思いから保育に繋げ、
主体的に楽しく期待感をもって
取り組める活動を今後もしていけたらと思います。