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3、4、5歳児での造形活動は、今までの経験をもとに見たこと、感じたことを自分なりに楽しく表現することを大切に保育してきました。
4月から子どもたちが、あそんだり、作ったりした作品を12月1日、2日、5日、6日、7日の5日間展示いたします。
今回はその展示する作品を作っている様子を一部紹介したいと思います。
~遠足の経験から~
楽しかった遠足の経験から、こあら組では空き箱などの廃材を使って虫づくりをし、ぱんだ組では折り紙などを使ってお弁当づくりをしました。「ちょうちょにする」「お弁当におにぎり入ってたよ」など楽しく話をしながら製作していました。箱を組み合わせたり、はさみで形に切ったりと自分たちで試す姿も見られました。
~クリスマス製作~
秋の自然物やリボンなど色々な飾りを貼りつけ、クリスマスリースを作りました。初めてボンドを使った子どもたちですが、綿棒やスプーンを上手く使いながら飾りをつけることができました。サンタクロースは保育士と一緒に折り紙を折り、端と端を意識する姿も見られました。かわいい飾りがついた素敵なリースが完成しました。
~まちづくり~
秋の遠足でバスに乗り、窓から町の景色を見たことをきっかけに、みんなで町を作りました。町には何があるか尋ねると、家・お店・電車などが出てきました。また、「道路もある!」と気付くと、信号や電線など次々にイメージが広がっていきました。
グループに分かれてどんな道を作るか相談し、段ボールを貼って道を作りました。道をつなげる中で、トンネルが出来たり、坂道を作ったりと発見がありました。道がつながると、次はお店や電車などを自分で考えて表現していく子どもたちでした!
~人形づくり~
秋の遠足後、バスごっこや、ブロックで人形や動物を作り、遠足ごっこを楽しむ姿があり、自分たちの人形を作ってみることにしました。空き箱や容器など様々な素材で作り、材料を手に取っては、目にしたり口にしたりと試すことで、表情の変化に気付いていました。
材料を選ぶ中で「これにする!」と顔や体を接着していきました。自分なりに工夫し、手足の位置を考えたり、布を巻いて服を作ったりしていました。
ボンドやセロハンテープで接着すると、すぐに取れてしまうこともあり「なんでかな?」「どうやってつけたん?」と友だちと接着方法を考える姿もありました。
みかん狩りの経験から、みんなで大きなみかんの木を作りました。「もっと大きな木にしたい」と子どもたちの声を聞き、ローラーで幹を増やしたり、大きな葉っぱにするために画用紙で輪つなぎをしたりして、友だちと協力しながら作っていく姿が見られました。
みかんは新聞紙を丸めて作りました。「大きいみかん作ろう!」「みかんのつぶつぶも書こう」と思い出しながら作っていました。
~クリスマス飾り~
日頃からどんぐりや松ぼっくり、落ち葉など秋の自然物に親しんでいた子どもたち。クリスマス製作では様々な自然物を使って製作しました。「この木の実何かな?」「シラカシ使いたい!」など自然物にも興味を持ちながら製作していました。
飾り付けでは綿にペンで色を付けたり、どんぐりを紙で包んでキャンディーにしたり、工夫する姿がたくさんありました。
「まだまだ飾り付けしたい!」と楽しんで製作をし、とても華やかなクリスマスツリーが完成しました。
これからも子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを大切にし、色々な造形あそびを楽しんでいきたいと思います。