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以前から「パンどろぼうシリーズ」が大好きな子どもたち。
1月に入り、「パンどろぼうとなぞのフランスパン」を読むと、登場するキャラクターの声や表情を真似をして遊ぶ姿がありました。その遊びが盛り上がり、なりきり遊びに発展しました。
親しみのある本という事もあり、子どもたち自身からどんどん言葉が出てきて、動きにアレンジを加えたり、声色を替えながらキャラクターになりきっていました。思わず保育士も笑ってしまうような表現力と表情で、皆で大笑いをしながら楽しみました。また、友だち同士で言葉の掛け合いを楽しんだり、本の内容を覚えている子はナレーションのように、遊びの中にセリフを入れ、お話を進めていく姿も見られました。
なりきり遊びをする中で、「パンを焼くのにかまどがいるんじゃない?」「これ使えそう!」と部屋にあるものを使いながら進めていく姿がありました。そこで、生活発表会があることを知らせると、「パンどろぼうやろうよ!」「お面とかつけてするの見てもらう!」と意気込む子どもたち。早速、役を決めたり、この場面ではなんて言ってるかな?とキャラクターのセリフを考えたり、必要な道具を作ったりしながら、皆のアイデアが詰まった劇になってきました!
そして、1月からきりん組では「チャレンジ」として、友だちと力を合わせるゲーム遊びを皆で考え、取り入れています。そんな中で友だちと協力する事の楽しさや、難しさも感じたり、成功することもあれば、上手くいかず悔しい気持ちになったり、いろいろな感情を味わってきました。そんなこどもたちは劇遊びでも「心を合わせることが大事やで!」と、これまでの経験から話す姿があり、身体だけでなく心の成長も感じています。
少しずつ自分の役のセリフや動きも覚え、自信を持って出来るようになってきています。
当日はいっぱいのお客さんに緊張もあるかと思いますが、子どもたちが楽しみながら取り組んできた姿を感じていただけたらと思います☆
大好きな絵本「グリーンマントのピーマンマン」「ピーマンマンとかぜひききん」のお話をもとに再現あそびを楽しんできました。ピーマンが繰り出す必殺技が大好きで、何にしようと野菜役の友だちと考えて技を披露し、「ばいきんだって負けないぞ」と技を出して遊んでいました。遊ぶ中で、「役が分かるように、頭にお面したらいいなぁ」「衣装もいる!」「そうや家も作ったらいいんちゃう?」とどんどんイメージがわいてきて造形活動が始まりました。
小道具、大道具が出来上がってくると、「今日もピーマンマンごっこして遊ぼう!」とお面をつけて遊びがますます楽しくなってきた子どもたちです。野菜が苦手だった子も、ピーマンのピリピリ苦い味には、風邪菌をよせつけない不思議なパワーがあることを知り驚いたり、「今日は、これを食べたから赤、黄色、緑、全部のげんきっずがそろった!」と喜んだりし、元気に過ごすことを意識する姿が見られるようになってきました。「ピーマンあった!」と喜んで食べる子や「これ苦手やけど、食べる!」と苦手な食材を進んで食べたりと、遊びから楽しく食べることにもつながってきています。
たくさんの人の前、緊張するなぁという声も聞かれますが、友だちと役になりきって声を合わせてセリフを言ったり、踊ったりしながら楽しんで表現あそびをする姿をみていただけたらと思います。当日は、温かい拍手をお願いします。