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3歳児にとっては初めての大きな運動会。
門をくぐると、いつもとは違う雰囲気にどきどきと緊張している表情を浮かべていましたね。
『たいそうヤッホー!』の曲が流れると駆け出してくる子どもたち。「みんなでせーのっ!みつわほいくしょ!」とかわいいかけ声でまずは元気に準備体操をしました。
しっかりと身体を伸ばして、少し緊張がほぐれた様子がありました。
普段から友だちや保育士とかけっこをするのが大好きな子どもたちは「よーいどんするよ!」の声にわくわく。
初めてのかけっこ練習ではトラックの中に入ってしまう子がほとんどでしたが、何回も練習を重ねるにつれ、「まるのなかは入らへんねんな!」とトラックには入らないように走ろうとしています。
勝ち負けではなく最後まで走り切ることを楽しみました。
練習中も「みんなが一番(優勝)やで」と、子どもたち同士で言うこともありましたよ。
こあら組はおかあさんといっしょの『ビビビビーム!』という曲でダンスを踊りました。
色とりどりの飾りを着けて腕をぴんっと伸ばして走ったり、ジャンプしたりして身体を動かすことを楽しみ、「ビーム!」の合言葉に合わせて可愛くポーズをする子どもたち。
同じ色のグループの友だちが迷っていると「こっちやで」と優しく呼ぶ姿もありました。
ぱんだ組は「探検に行こう!」のかけ声に「はぁーい!!」と元気よくかけ出し、『ジャングルぐるぐる』の曲に合わせてみんなでジャンプ・走る・回る・しゃがむなどで楽しく探検しました。
「はいっ!はいっ!!」といいながら移動するのも可愛いかったですね。
初めての運動会に緊張気味の子どもたちでしたが、ニコニコ笑顔を見てもらえてよかったです。
4歳児にとって、2度目の運動会。たくさんのお客さんを前に、少し緊張している様子も見られましたが、お家の人を見つけると手を振ったり、笑顔を向けたり、昨年より少し余裕を感じられるなかスタートしました。
かけっこは、競争心も出てきて1つ1つが真剣勝負!
練習の中でも勝ったり負けたりを経験して、悔しい気持ちも味わいました。ですが、その経験のなかで落ち込んでも立ち直る強さが育まれたように感じます。
くま組は、夏祭りで5歳児が作った「忍者ランド」に遊びに行くなかで自分たちも「忍者ランドを作りたい!」と言う声があがりました。お部屋に忍者ランドを作っていく中で、巻物が届いたり、自分たちでアイデアを出し合ったり、強い忍者になるための修行が始まりました。そのなかで『かぜにんじゃ』の歌を流すと「このうたかっこいい!」と言う声が。
自然と「こんなポーズどう?」「てをつないで丸になろう!」と歌詞に合わせて思い思いに踊りを考え、とみんなで振り付けを決めていきました。
曲が始まる前の忍術も「こんな技はどう?」と大きくジャンプをして見せたり、片足で立ったり、面白い案を出し合ってくれました。
練習を重ねる中でみんなと力を合わせる大切さや一緒に取り組む楽しさを感じてきた子どもたち。練習の成果を発揮し、堂々と振る舞う姿に一人一人の成長が見られました。
音楽に合わせて身体を動かすことが大好きなきりん組の子どもたち!
新聞紙を丸めてバトンを作ると、子どもたちなりに動きを考えジャンプしたり、回したり、走ったり様々な姿が見られました。
運動会ではチームごとに4色のキラキラバトンを持ち、「ちきゅうのこども」の曲に合わせて踊りました。
友だちと気持ちを合わせること、音楽をよく聞くこと、腕をしっかりと伸ばし大きく踊ること、そしてなによりも「楽しむこと」を大切に日々練習に励んできた子どもたちです。
親子競技では、今年の夏、盛り上がったオリンピックをテーマに。子どもたちも五輪マークを見て、テレビで見ていたと教えてくれました。
親子でスタートした後は、五輪のフープをくぐって、聖火をゴールまで運びます。お家の人と協力したことはとても楽しい思い出になったようです。
5歳児にとっては保育所生活最後の運動会になりました。
「こころひとつに」を合言葉に、ぞう組、らいおん組43名で気持ちを合わせ本番にむけて、鼓隊、バルーン、リレーなど様々な練習をしてきました。
子どもたちの大好きな「ケセラセラ」を演奏しました。昨年度から憧れていた楽器やガードに触れられることが嬉しく、音を出すことを楽しんでいましたが、練習を重ねるにつれ、「今日はそろってたなあ」「もうちょっとで本番やで」と友だちとリズムを合わせて演奏したり演技したりする楽しさに気付き、ますます意欲が高まっていました。
当日はみんなで心ひとつに、リズムを奏でガードは力強く演技し、大成功でしたよ。
「気球膨らんでた?」「手、ピンとのびてたやろ?」と、気球、アサガオ、メリーゴーランドなど一つ一つの技のコツを掴んだ子どもたちは、自信をもって演技できるようになっていきました。「バラバラやったらあかん」「みんなで引っ張るんやで」と気持ちを一つにしてバルーンを動かそうとする姿が見られました。
演技を見ていた年下の友だちから「すごい!」とたくさんの拍手をもらって、表情が晴れやかだったのが印象的でしたよ。
かけっこでは個人の競技。リレーは友だちとバトンをつなぎ、協力し合ってゴールを目指します。初めは自分がどの色で誰に渡すのか分からず、バトンパスがうまくいかないため、ゴールが遠く感じられました。
どうしたら早くバトンをつなぐことができるのかを考え、しっかり手を振る、コーナー近くを走る、友だちの名前を呼んでバトンを渡すことなどに気づき、大接戦を繰り広げられるようになりました。
大きな行事がまたひとつ終わり、心も身体もたくましく成長した子どもたちです。
運動会が終わった後も、運動会ごっことして異年齢で運動会の競技をみんなで楽しみ、遊んでいます。
年下の友だちに「ここな(バルーン)、上からもつねんで」「(リレー)バトンもらったら走るんやで」と、遊び方をやさしくわかりやすい言葉で教えてあげていました。
ようやく心地良い気候になってきました。存分に体を動かして、異年齢の関わりも深めながら過ごしていきたいと思います。
保護者のみなさまご理解、ご協力ありがとうございました。