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人と猫が幸せに暮らしていくために
猫の飼い主の皆さまへのお願い
動物の飼い主には、その動物が命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責務があることが動物愛護管理法に明記されています。“ペットを迎え、正しく飼い、そして見送る”飼い主の心構え次第でペットの生涯は大きく変わります。
🐈 終生飼養をしましょう!
猫を一度飼い始めたら、最期までその命に責任を持つことが飼い主の責務です。必ず「猫の命が終えるときまで飼うことが可能である」という環境を整えましょう。
🐈 飼い主の明示をしましょう!
「飼い猫がうっかり外に出てしまい帰ってこない」という相談が寄せられることがあります。迷子札をつけていれば、大切な猫が帰ってくる大きな手がかりになります。また、令和4年6月1日より改正動物愛護管理法が施行され、飼い猫へのマイクロチップの装着が努力義務となりました。万が一のときに大切な猫が帰ってくる手がかりになるため、迷子札やマイクロチップなどを装着し、飼い主の明示をしましょう。
🐈 室内飼養に努めましょう!
猫は、上下運動やリラックスできる場所を用意するなど、心理的、肉体的なストレスを与えないように配慮すれば室内で飼うことが可能と言われています。室内飼養には、飼い猫の安全を守るだけでなく、「外で迷子にならない」「繁殖で野良猫を増やさない」「近所に迷惑をかけない」など、多くのメリットがあります。
🐈 不妊去勢手術を検討しましょう!
病気やケガには、繁殖行動や性ホルモンに関係しているものが多くあります。不妊去勢手術により多くの病気のリスクが軽減され、より健康に長生きすることができると言われています。また、発情期特有の大きな鳴き声や、オスのスプレー(マーキング)行動が少なくなります。万が一外に出てしまったときの予期せぬ繁殖行動や妊娠を防ぐためにも、不妊去勢手術を検討しましょう。
飼い主のいない猫について
🐈 飼い主のいない猫にエサを与える場合は、次のことを守りましょう!
・近隣へ周知し、理解を得る。
・時間を決めてエサを与え、置きエサはしない。
・不妊去勢手術を行う。
・トイレの設置、排せつ物の回収を行う。 など・・・
【TNR活動】とは
飼い主のいない猫を捕獲(Trap)し、避妊又は去勢手術を実施(Neuter)したのちに元の場所に戻す(Return)活動です。飼い主のいない猫の頭数を抑制する方法として国内で広く行われています。
さくらねことは
TNR活動によって不妊、去勢手術を施された猫は、目印として片耳をさくらの花びらのようにV字にカットされており、その猫をさくら猫と呼んでいます。
【日本動物愛護協会】飼い主のいない猫の不妊去勢手術助成事業<外部リンク>
参照:環境省「動物の愛護及び管理に関する法律が改正されました〈一般飼い主編〉/猫の適正譲渡ガイドブック/住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン/(環境省告示)家庭動物などの飼養及び保管に関する基準
「犬猫の理由なき殺処分ゼロ」に向けた基本指針
本市では、動物の命の尊厳を守ることを通じて、社会における生命尊重の涵養を図るとともに、「犬猫の理由なき殺処分ゼロ」を目指し、以下の基本方針に基づき取組みを進めてまいります。