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香芝市地域公共交通計画を策定しました
香芝市地域公共交通計画
地域公共交通計画とは
地域公共交通計画は、地域の移動手段を確保するために、住民などの移動ニーズにきめ細かく対応できる立場にある地方公共団体が中心となって、交通事業者や住民などの地域の関係者と協議しながら、マスタープラン(ビジョン+事業体系を記載するもの)となる計画です。また、「地域にとって望ましい地域旅客運送サービスの姿」を明らかにする「マスタープラン」としての役割を果たすものになります。
地域公共交通計画においては、従来の鉄道やバス、タクシーといった既存の公共交通サービスを最大限活用した上で、必要に応じて自家用有償旅客運送やスクールバス、福祉輸送、病院・商業施設・企業などの既存の民間事業者による送迎サービス、物流サービス等の地域の多様な輸送資源についても最大限活用する取組みを盛り込むことで、持続可能な地域旅客運送サービスの提供を確保することを求めています。
計画策定の背景
地域の暮らしと産業を支え、豊かで暮らしやすい地域づくりや、個性・活力のある地域の振興を図る上で「移動」は欠かせない存在です。しかしながら、近年の人口減少の本格化、高齢者の運転免許の返納の増加、運転手不足の深刻化、公共交通を確保・維持するための公的負担の増加等により、「民間の交通事業者が収益を確保できる形で公共交通を担う」という構造が難しくなってきています。
このような背景を踏まえ、「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」の改正が平成26年11月に施行され、地域公共交通の現状・問題点、課題の整理を踏まえて、公共交通ネットワーク全体を一体的に形づくり、維持させることを目的に、地域全体の公共交通の在り方、市民・交通事業者・行政の役割を定める地域公共交通網形成計画の策定が各地で進められてきました。その後、令和2年11月には、持続可能な運送サービスの提供の確保に資する取組みを推進するための「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」等の一部を改正する法律が施行され、地方公共団体による地域公共交通計画の作成が努力義務化となりました。
本市でも「誰もが快適におでかけでき、いつまでも健やかに安心して暮らせるまち かしば」を基本理念として掲げ、これを今後5年間で実現していくために、基本方針や事業の方向性、および具体的な事業と実施主体等についてとりまとめた「香芝市地域公共交通計画」を策定いたしました。
計画の区域
市内全域
計画の期間
令和3年度から令和7年度(5ヶ年)
策定の経緯
香芝市地域公共交通活性化協議会
有識者、各種団体の代表者、市民のかたからなる香芝市地域公共交通活性化協議会(法定協議会)において、地域公共交通計画策定についての議論、報告などを実施いたしました。
香芝市地域公共交通計画(令和3年3月策定)
香芝市地域公共交通計画