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真美ケ丘保育所 食育
食育
保育所では『豊かな生活体験を通して食への関心を深める』ことを目標として旬の食材に触れたり、食べ物の栄養と体の関係について知ったり、友だちと一緒に楽しく食べながら、マナーが身につくように食育を大切にしています。
カレーパーティー
戸外遊び時、鍋の用意をしていると、「何作るん?」「今から何するの?」と子ども達が、ぞくぞくと集まってきました。すると、ゆり組の子ども達が、「今から外でカレー作るんやで!」「みんなの今日の給食のカレーやで。」と誇らしげに答えていました。
たまねぎ・にんじん・じゃがいもチームに分かれて、カレー作りのスタートです。「家でもしたことあるで。」「固いなぁ。」「どこをもてばいいんかなぁ?」「どれくらいの大きさに切ればいいんやろう?」といろいろの声が聞こえてきました。
栄養士・調理師から、手を傷つけないようにするには、“ねこの手”にして、手を添えると危なくない事を教えてもらったり、「小さい組のみんなも食べやすいような大きさで切ってあげて。」と聞いて、大きさを考えながら切っていました。
カレー名人の東栄養士が、お鍋に肉を入れると、ジューと美味しそうな音がしました。次に野菜を入れて炒めているときに、「野菜はじっくり炒めると甘くなるよ。」と教えていただきました。
塩・こしょうをして、水を入れてグツグツ煮ていくと、いい匂いが広がってきました。
カレーのルーを入れる前のスープの味見をしました。「塩とこしょうだけやのに甘い味がするなぁ!」「炒めてる時によく炒めたからかなぁ?」と素材そのものの、甘味や旨味に驚いていました。
カレーのルーを入れると、遊んでいた子ども達も「すごい!あっちまでいい匂いしてきたで!」「おいしそうやなぁ!早く食べたーい!」と、鍋の周りに集まってきました。
1階の廊下で、ゆり組さんと栄養士・調理師・みんなでカレーを食べました。みんなの分の野菜を切るのは大変だったけど、「めっちゃおいしなぁ!」「なんか、とろとろしてる!」「これ、だれが切ったにんじんかなぁ?」など嬉しそうに話しながら、自分たちで作ったカレーに大満足の様子でした。大きな鍋にいっぱいあったカレーは、きれいにからっぽになりました。
じゃがいも掘り
昨年度の2月に、種いもから育てたじゃがいもが大きくなり、ようやく収穫の時をむかえました。「じゃがいもできてるかなぁ?」どきどきしながら掘っていくと、「大きいの見つけた!」「こっちのは小さいわ。」「色が違う!」「こっちのじゃがい丸いなぁ。」と、男爵・メークイン・ピルカ、種類の違いに気づき、あちこちで喜びと驚きの声が聞こえてきました。
大小すべてのじゃがいもの数は、527個!
並べると、種類によって色や形が違うことがよくわかりました。
「こんないっぱいどうやって食べる?」「ポテトサラダ作りたい!」「ポテトチップスも食べたいなぁ。」と、どうやって調理するか、食べることに胸を膨らませていました。
じゃがいもをきれいに洗って、お鍋でグツグツ。水から30分ほど茹でると、お箸が通るくらい柔らかくなりました。茹でたてのじゃがいもに、少し塩をふって、給食の時にいただきました。
「ホコホコしてる!」「塩が入ってるのにあまい!!」と、自分たちで育てたじゃがいものおいしさに驚いていました。
じゃがいもを育て、収穫することを通して、種類によって色や形が違うこと、調理することの楽しさや大変さを感じたり、みんなに食べてもらうことの喜びを感じることが出来ました。