本文
尼寺廃寺跡史跡公園
尼寺廃寺跡史跡公園(にんじはいじあとしせきこうえん)
古くから尼寺の集落内では古瓦が表採されることが知られており、北は尼寺北廃寺、南は尼寺南廃寺と呼ばれていました。このうち、尼寺北廃寺は発掘調査によって7世紀後半に造営された、北に金堂、南に塔を配置し、それらを回廊で囲んだ東に中門を設けた、東面する法隆寺式伽藍配置であったことがわかりました。現存するものとしては全国最大の塔心礎とともに、耳環などの舎利荘厳具(市指定文化財)もみつかりました。周辺には平野古墳群や平野窯跡群もあり、7世紀代の古墳と寺院、窯跡が近接して存在する数少ない地域です。そのため、古代における葛城地域の様相を考える上で重要な寺院として位置づけられています。
≪国指定史跡≫
- 所在地:香芝市尼寺2丁目地内
- アクセス:≪鉄道≫
JR和歌山線「畠田駅」下車、南西へ徒歩約7分(約0.6km)
≪自動車・バイク≫
西名阪自動車道 香芝ICから北へ約5分(約1.5km) - 駐車場:普通車25台
- トイレ:有(尼寺廃寺跡学習館内)
≪尼寺廃寺跡学習館≫
※開館時間:午前9時~午後4時30分
※休館日:月曜日(祝日、振替休日に当たる場合は開館し、翌平日を休館)、年末年始(12月28日~1月4日)
リンク:パンフレット・尼寺廃寺跡学習館の利用についてはこちら
史跡尼寺廃寺跡塔跡(発掘調査時・南から)
史跡尼寺廃寺跡塔跡(整備後・北から)
尼寺廃寺跡学習館
付近地図
地図の読み込みに関する問題が発生したとき<外部リンク>