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ナラ枯れによる倒木・落枝にご注意ください
倒木・落枝にご注意ください。
平成27年度より香芝市内においてナラ枯れが発生し、今年度においても拡大傾向にあります。
ナラ枯れは、ナラ類、シイ・カシ類の樹木を枯らす病原菌「ナラ菌」と、この病原菌を媒介する体長5mm程度のカシノナガキクイムシによる樹木の伝染病です。
ナラ枯れ被害木は、枝が落ち、幹が折れ、根から倒れてきます。枯れてから1、2年で倒木しやすくなるため風雨などで隣接する住宅や道路に倒れたり、人に当たる場合もありますので、大変危険です。
ナラ枯れ被害木には近づかないようにしてください。
また、山林を所有されている方は、ナラ枯れがある場合は早期に伐採するなど対策をとり、近接に迷惑のかからないよう十分に注意してください。
ナラ枯れ被害の推移
ナラ枯れは奈良県北部から徐々に南下しています。
毒キノコ「カエンタケ」に注意
カエンタケはナラ枯れの枯死木より生える場合があり、今後市内のナラ枯れ被害拡大に伴いカエンタケが発生する恐れがあります。
カエンタケは表面がオレンジ色から赤色、細長い円柱状または棒状で、土から手の指が出ているように生えます。カエンタケの毒は非常に強く、食後30分から発熱、悪寒、嘔吐、下痢、腹痛、手足のしびれなどの症状を起こし、2日後には、消化器不全、小脳萎縮による運動障害など脳神経障害により死に至ることもあります。
カエンタケを見つけた場合は、「絶対に触れない」「絶対に食べない」ことに注意してください。
(*2017年9月現在、香芝市内でカエンタケが発生したとの報告はありません。)