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百日咳が増えています!

ページID:0056857 更新日:2025年4月28日更新 印刷ページ表示

百日咳が増えています!

奈良県の患者数は、2013年15人、2024年18人ですが、2025年4月現在19人の患者が発生し、例年を上回るペースで増えています。特に11歳から15歳の年齢で多く報告があり、注意が必要です。

百日咳とは

原因

百日咳菌という細菌が原因の呼吸器感染症です。

症状

症状の経過は、カタル期、痙咳期(けいがいき)、回復期の3つに分けられます。

  1. カタル期(約2週間)                                                                                                     7から10日ほどの潜伏期間を経て、風邪のような症状から始まります。徐々に咳の回数が増え、程度も激しくなります。
  2. 痙咳期(約2~3週間)                                                                                                 発作性やけいれん性の咳が出始めます。短い咳が連続的に起こり、続いて、息を吸うときに笛の音のようなヒューという音が出ます。嘔吐を伴うこともあります。熱は、微熱程度です。非発作時は無症状ですが、何らかの刺激が加わると発作が誘溌され、夜間に発作が起こることが多いとされます。年齢が小さいほど持続的な咳はなく、無呼吸発作から重篤な症状に繋がることもあるため注意が必要です。
  3. 回復期(約100日間で回復)                                                                                         激しい咳は、次第に少なくなり、2~3週間で治まりますが、忘れた頃に発作性の咳が出ることがあります。

感染経路

患者の咳などに含まれる病原体による飛沫や接触により感染します。

成人や年長児は軽症で済むこともあり、百日咳とは気付かず、新生児や乳児に感染させてしまうことがあります。

咳が続く場合には、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

予防方法

有効な予防方法は予防接種で、定期接種が行われています。

ワクチン接種以外の予防方法としては、手洗い、うがいを行いましょう。

十分な栄養と休養を取って免疫を保つことも大切です。

感染症対策へのご協力をお願いします 

治療方法

百日咳菌に対する抗菌薬と咳の症状に対する治療が行われます。

予防接種について

感染後に発症する可能性を低減させる効果があり、発症した場合の重症化防止に有効とされています。

百日咳の予防に使われるワクチンは、子どもの定期接種として、5種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳・不活化ポリオ・ヒブ)があります。生後2か月から接種できますので、計画的に接種しましょう。

法律上の義務はありませんが、​ご自身の意思で接種を希望されるかたは、必要性や副反応についてよく理解したうえで、受けてください。

子どもの予防接種ついてはこちらをご参照ください。


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