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軽度認知障害(MCI)について

ページID:0060519 更新日:2025年10月3日更新 印刷ページ表示

軽度認知障害(MCI)について

軽度認知障害(MCI)とは

軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)とは、認知症ではないが、記憶力が低下しているものの日常生活は問題なく送ることができるなど、健康な時と比べて認知機能が低下している状態を指す言葉です。そのまま放っておくと認知症に進行する可能性がありますが、予防的な活動を続けることや病院で治療を受けることで、進行をゆるやかにできる場合があります。

認知症予防は早めの対策が重要

日本神経学会の「認知症疾患診察ガイドライン2017」によると、MCIの人のうち1年で約5~15%の人が認知症に移行する一方、適切な予防をすることで、1年で約16~41%の人は健常な状態になることが分かっています。

そのため、早期から適切な認知症予防策を行うことで、健常な状態への回復や認知症への移行を遅らせることが期待できます。

認知症初期症状チェックリスト

このチェックリストは認知症予測テストというもので、認知症のごく初期、認知症の始まり、あるいは認知症に進展する可能性のある状態を、ご自身やご家族などが簡単に予測できるように考案されたものです。下記のような症状がないか、チェックしてみましょう。該当する項目に丸をつけ、点数を合計してください。

認知症チェックリスト

質問項目 ほとんどない ときどきある 頻繁にある 
1.同じ話を無意識に繰り返すことがある 0点 1点 2点
2.知っている人の名前が思い出せないことがある 0点 1点 2点
3.物(財布など)を置いた場所がわからなくなることがある 0点 1点 2点
4.漢字を思い出せないことがある 0点 1点 2点
5.今、何をしようとしていたかを忘れることがある 0点 1点 2点
6.器具の取扱説明書を読むことが面倒になった 0点 1点 2点
7.理由もなく気分が落ち込むことがある 0点 1点 2点
8.身だしなみに無関心になった 0点 1点 2点
9.外出することがおっくうになった 0点 1点 2点
10.物(財布)などが見つからず、誰かのせいにすることがある  0点 1点 2点

※大友式認知症予測テスト(認知症予防財団HPより抜粋)

点数のめやす

点数のめやす
0~8点

問題なし

もの忘れも老化現象の範囲内です。疲労やストレスで点数に影響がでる場合もあるので、8点に近ければ、日にちを開けて再チェックしてみましょう。

9~13点 要注意

家族に再チェックしてもらったり、数か月単位で間隔をあけチェックしてみましょう。また、認知症対策を生活に取り入れてみましょう。

14~20点 要診察

認知症の初期症状が出ている可能性があります。家族やご自身で再チェックし、結果が同じようなら一度かかりつけ医や地域包括支援センターへご相談ください。

認知症かどうか判定するには、このテストがすべてではありません。色々なテストや画像診断などをあわせて専門家が総合的に判断します。認知症のような症状を示す別の病気もあるため、早期発見、早期治療で改善する可能性があります。気になる方はまずはかかりつけ医や地域包括支援センターに相談しましょう。

その他の認知症に関する取り組みについて

その他の認知症に関する取り組みについてはこちらのページをご覧ください。


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