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二上山博物館常設展示小・中学生用ガイド「原始・古代へ行こう!」
小・中学生ガイド 原始古代へ行こう!
こんにちは。わたしは香芝市二上山博物館に住んでいる“かしの木博士”。
今日は、香芝市二上山博物館のことを紹介しよう。
香芝市二上山博物館は二上山の石―サヌカイト・凝灰岩(ぎょうかいがん)・金剛砂(こんごうしゃ)の博物館なんだ。
この3つの石のこと、もっとくわしく知りたくないかい?
それでは、わたしがこの3つの石をたどって原始・古代に案内しよう。
二上山(にじょうさん)
みんなのよーく知っている二上山は、火山だったんだ。
およそ2,000万年も前に噴火(ふんか)がはじまったんだよ。
そのころの地球は、とても暖(あたた)かかったんだ。
添付ファイル
サヌカイト
サヌカイトという名前はね、香川県のむかしの名前、讃岐国(さぬきこく)にちなんで名づけられたんだ。
サヌカイトは、大昔に打製石器(だせいせっき)の材料として近畿各地でさかんに使われたんだよ。
添付ファイル
凝灰岩(ぎょうかいがん)
凝灰岩は、火山が噴火したときの火砕流(かさいりゅう)や火山灰などが固まってできた岩石なんだ。
熱に強くて、また、細工がしやすいんだよ。
金剛砂(こんごうしゃ)
金剛砂はザクロ石(宝石にもなる)のことで、溶岩(ようがん)が固まってできた火山岩の中に含まれていたザクロ石が、長い年月がたって風化(ふうか)して川に流されてできたものなんだ。
添付ファイル
どうだい、3つの石についてよくわかったかな?もっとくわしく知りたい人は香芝市二上山博物館においでよ。
毎週土曜日は高校生まで無料で入館できるよ。