受けよう！特定健診＆がん検診

　令和３年度に香芝市で亡くなられたかたの死亡原因の約半数が、がんや、心臓病などの心疾患、脳卒中・脳梗塞などの脳血管疾患でした。これらは、食事や運動、睡眠、喫煙、ストレスなど、ちょっとした生活習慣の積み重ねが原因となって起こる病気で、生活習慣病と呼ばれています。

　心疾患や脳血管疾患などは、こうした生活習慣を改善することで重症化を予防することができます。また、がんは、医療の進歩により、進行する前の初期段階で発見できれば治る可能性が高い病気になってきました。ただし、これらの病気は初期には自覚症状がないことが多いため、「病気の芽」を発見するためには健診（検診）を定期的に受けることが大切です。

　生活習慣の積み重ねによる影響が次第に体にあらわれてくるのが、メタボリックシンドローム（メタボ）です。

　厚生労働省の調査によると、４０歳代の５人に１人がメタボ該当者またはその予備群に該当しているそうです。また、年齢を重ねるとともに、メタボ該当者・予備群の割合が高くなります。

　生活習慣病の観点で見ると、40歳代は、「若いから大丈夫」ではなく「そろそろ今のご自身の健康状態を知ってほしい」年代になります。

​

【特定健診】

　特定健診は、生活習慣病の予防のために、各医療保険者（市町村国保、協会けんぽ、健康保険組合、共済組合など）が４０歳から７４歳までの加入者を対象に実施している健診です。

　香芝市では、７５歳以上の後期高齢者医療制度のかたや、２９歳から３９歳のかたで他で健診を受ける機会がないかたも、特定健診と同等の健診を受けることができます。

【がん検診】

がん検診の種類によって、対象年齢、金額、受診可能な医療機関などが異なります。

詳しくは、成人検（健）診のページよりご確認ください。